「ノンアルコールビールは健康にいいの?」
「健康に悪いという声も聞くけど、本当はどうなんだろう?」
車の運転や翌日の仕事、また健康や肥満に考慮して、最近ではノンアルコールのお酒を選択する人が増えてきました。
そこで今回は、ビールのプロである、Craftbeer-Loverがノンアルコールビールと健康に関する疑問にお答えします。
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
ノンアルコールビールとは?

ノンアルコールビールとは、アルコール分が1%未満のアルコールテイスト飲料のことです。今ではアルコール分が0.00%のものも販売されています。
味や風味はビールに近づけており、年々新商品も出てきているので美味しく楽しめるのンアルコールビールも多いです。
※ノンアルコールビールに含まれるアルコール分の%は、国により違います。日本は1%未満と法律で決められています。
ノンアルコールビールの種類は?
ノンアルコールビールにはいくつか種類があります。
- ビールテイスト飲料
- プリン体ゼロ
- トクホ
- カロリーオフ
- 糖質ゼロ
- コラーゲン入り
など
これらの種類によっては、健康やダイエット、美容にも効果があります。ノンアルコールビールの中には、プリン体ゼロ・カロリーオフ・糖質ゼロなどと複数含まれたものもあります。
ノンアルコールビールの原料は?
ノンアルコールビールは以下の原料で主に作られています。
- 麦芽
- 水あめ
- ホップ/炭酸
- 食物繊維
- 発芽エキス
- 香料
- 酸味料
- 酸化防止剤
- 甘味料
この辺りが主に使われています。ビールテイスト飲料なので、ビールの味や風味を出すものと、炭酸飲料としての原料が使われています。
ノンアルコールビールの健康への影響は?

ここが一番気になるポイントではないでしょうか?ノンアルコールビールは種類にもよりますが、基本的には健康に良い飲み物なんです。その理由を以下で解説します。
睡眠の質を高める
ノンアルコールビールには睡眠の質を高める効果があります。
理由はノンアルコールビールの中に含まれるホップと麦芽です。ホップには心を落ち着かせる沈静作用があり、麦芽にはGABAと言われるリラックスを促す効果があります。
そのため寝る前に飲むことで質の高い睡眠をとることができます。
「普通のビールにもホップと麦芽が原料に使われているし、ビールを飲んだら眠くなるよ。」
という声も聞こえてきそうですが、アルコールは利尿や喉の乾きを感じさせる作用があるので、睡眠の質は下がってしまいます。
寝付けない夜などには、ノンアルコールビールを飲んでみてはどうでしょうか。
肝臓への影響は少ない
普通のビールではどうしてもアルコールが含まれるので、アルコールを分解する役割がある肝臓に負担がかかります。
ノンアルコールビールではその心配もありません。ただノンアルコールビールでもアルコール分が0.00%ではなく微量でも入っているものは、肝臓がアルコールを分解するために働くので多少の影響がありますが、普通のビールを飲むのに比べたら影響は少ないです。
ビールの味や風味を味わいたいけど、体への影響が心配の方にはノンアルコールビールはおすすめです。
添加物不使用のビールが安心
ノンアルコールビールの中には人工甘味料などの添加物が含まれているものが多いです。
例えば、以下のような添加物です。
- カラメル色素
- 酸化防止剤
- 甘味料(アセスルファムK)
この記事では、これらの添加物の詳しい影響などは控えさせていただきます。
もし添加物が気になる方は、添加物不使用のノンアルコールビールがあるのでそちらを選んでみてください。
ダイエットや美容に効果はあり?
「ノンアルコールビールはダイエットになるかな?」と考えている方も少なくないはず。
ビール腹なんて言葉もあるくらい、お酒はダイエットの敵になりえます。
もしあなたが日頃からビールやお酒を飲む方なら、ノンアルコールビールに変更することでダイエットに繋がるかもしれません。
その理由は以下の2つ。
- アルコールで代謝が落ちるのを防げるから
- おつまみを食べすぎずに済むから
ここで分かるのは、ノンアルコール自体がダイエットになるのではなく、「アルコールの入っているビールから切り替えることで太るのを防げる」ということ。
アルコールを飲む際はおつまみがセットになると思うので、ついつい食べすぎることもありますよね。
こういった太る理由を減らしていけるので、ダイエットにつながると言えます。
ただ注意点してほしい点があります、ノンアルコールビールには甘味料や糖質が多く含まれるものもあるので、飲みすぎればダイエットどころか肥満の原因になりかねません。
最近は糖質オフやコラーゲン入りのノンアルコールビールも多く出ているので、ダイエットや美容を考える方はそういったものを選ぶのがオススメです。
ノンアルコールビールを飲むうえで気をつけること

妊娠中や授乳中に飲んでも大丈夫?
妊娠中や授乳中は飲んでいいのか気になりますよね。
ここで注意していただきたいのが、ノンアルコールビールの中には1%以下で微量のアルコールが含まれているものもあるということ。
妊娠中や授乳中は、商品表示を確認してアルコール分が完全に入っていない0.00%のものを選ぶようにしましょう。
未成年が飲んでも良いの?
ノンアルコールビールは「ビールテイストの炭酸飲料」に分類されるので、法律上飲めないわけではありません。
しかし、どのビール会社もオススメしないと明言しています。
法律上は未成年の方が飲用されても問題ありませんが、ビールテイストの炭酸飲料のため、未成年者の飲用はお薦めしません。本商品は20歳以上の成人の飲用を想定・推奨しています。
サッポロビール よくあるご質問
これは微量でもアルコールが含まれているものがあったり、「未成年がノンアルコールビールを飲むことで飲酒への背中を押してしまう」といった、教育上の問題などで気をつけなければならないためです。
お酒は健全に楽しむのが一番ですよね。
もしお子さんが興味を持っていたら、きちんと話し合うようにしましょう。
ノンアルコールビールの健康に関するまとめ
この記事では、ノンアルコールビールの健康に関してお伝えいたしました。
ノンアルコールビールの特徴は、以下の点があげられました。
- アルコール分1%以下
- 睡眠の質上昇
- 肝臓への負担軽減
- 普通のビールから切り替えることでダイエット効果あり
普通のビールからノンアルコールビールに切り替えることで、健康への効果が期待できます。
お酒の飲み過ぎで健康被害が気になる方は、一度ノンアルコールビールに変えてみてはどうでしょうか?