「ビールのエールって何のことなんだろう?」
「エールは、居酒屋さんで飲むビールとは違うのかな?」
見た目がおしゃれで『エール』と書かれたビールを見かけて気になっていませんか?
エールビールは、香り豊かで、フルーティーな味わいのものも多く、多くのビール好きに楽しまれています。しかし普段からあまりビールやお酒を飲まない方からしたら、気になるけどどんな味がするかわからず手が出しづらいですよね。
そこで本記事では、クラフトビールのエールの事やおすすめのエールを紹介します。最後まで目を通していただけたら、「エールビールを飲んでみたいな」と思っていただけるのではないでしょうか。ぜひ最後まで読み進めてみてください。
そもそもクラフトビールの種類とは?

ビールにはどのような種類があるかご存知でしょうか?ビールというと、あの「苦いお酒でしょ!」とひとくくりに思われる方もいますが、ビール実は様々な味があります。
ビールは大きく『ラガー』と『エール』という2つに分類されます。さらにそこから『スタイル』と言われる種類に分けられ、世界中で100種類以上あると言われてます。ざっくり説明すると、製造の方法でラガーかエールかに分かれ、原料や味付けの仕方、発酵の仕方などを変えることで、それぞれのスタイルを作っているイメージです。
またエールビールとラガービールの具体的な違いを分かりやすく下で説明しますので、読み進めてみてください。
クラフトビールのエールって何?
クラフトビールの『エール』とは、ビールの種類のことです。最近ではスーパーやコンビニでもエールビールを販売していますが、あれはビールの種類のことが書かれています。
エールビールの特徴としては以下のことが挙げられます。
- 甘い味わい、フルーティーな味わい、苦い味わい、複雑な味わいと幅広く楽しめる
- 香りが豊かで香りだけでも楽しめる
- 白っぽい黄色から黒色までビールによって色の違いもある
- ゆっくり味わいながら飲む
- 常温やぬる目で飲むビールも多い
- おしゃれなラベルが多い
- エールだけでも世界中にたくさん種類がある
- 一緒に楽しめる料理の幅が広い
これらがエールビールの特徴です。イメージされるビールとかなり違いがありませんか?普段からビールをあまり飲まない方やビールが苦手な方でも飲みやすい物も多いです。このような点から多くのビールラバーから親しまれているビールです。
エールとラガーの違いは?

エールビールとラガービールの一番大きな違いは製造方法です。
製造方法の違いから以下のような違いもあります。
- 味や香り
- 飲み方
- 適したグラス
- 適した温度
またここでビールを作る際の原料や作り方の違いを簡単に表にまとめました。
エールビール | ラガービール | |
原料 | 水・ホップ・麦芽・モノによってはフルーツを使用 | 水・ホップ・麦芽 |
発酵の種類 | 上面発酵 | 下面発酵 |
発酵時の温度 | 約20度の高めの温度で発酵 | 約5度の低めの温度で発酵 |
発酵の期間 | 短い(約2週間の熟成) | 長い(約1ヶ月の熟成) |
実は同じビール・スタイルでも発酵の違いによって、味や香りに違いが出たりもします。
日本人になじみ深いのは?
日本で一般的に飲まれ馴染みがあるのは、ラガービールです。
のど越しとビール独特の苦味を楽しむのがラガービール。苦味が特徴的なラガービールの味から、ビールが苦手な方も多いのではないでしょうか?居酒屋さんなどで、ビールジョッキに注いだキンキンのビールを一気にのみほすというシーンをみた事があると思いますが、そのビールはほとんどがラガービールです。
みなさんがよく見かけるビールは、
- キリン一番しぼり
- アサヒスーパードライ
- サッポロ黒ラベル
- エビスビール
- サントリープレミアムモルツ
このあたりではないでしょうか?これら全てがラガービールです。
ちなみにラガーとエールの味わいは全然違います!もしまだエールを味わったことがない人は、ぜひこの機会に飲んでみてください!
エールビールのおすすめ3選!
エールビールだけでも沢山あるとお伝えしましたが、その中でもおすすめのビール3選を紹介します。ここで紹介するビールは、お近くのスーパーや酒屋さん、またはECサイトで購入することも可能です。気になるビールがあればぜひトライしてみてください!
①ヤッホーブルーイングの『よなよなエール』
ヤッホーブルーイングは、「クラフトビールを通じて、日本のビール文化を変えたい」という想いのもとに生まれたエールビール専門の醸造所です。多くのヒットビールを生み出したクラフトビールの立役者です。
ヤッホーブルーイングでおすすめするのが、看板商品でもある『よなよなエール』。クラフトビールの王道の味わいを楽しみたいなら、これ!柑橘系を思わせるフレッシュで爽やかな香りとモルト の甘みが特徴です。クラフトビールを味わったことがない方は一度は飲んでいただきたいエールビールです。
②富士桜高原麦酒の『ヴァイツェン』
富士桜高原麦酒は、富士山の麓に位置する場所に醸造所をかまえ、1997年に誕生しました。ドイツ仕込みの醸造技術と富士山の軟水からビールを作り続けています。
富士桜高原麦酒でおすすめするエールビールが『ヴァイツェン』です。苦味が少なく、バナナのような香りが特徴です。フルーティーでまろやかな味わいのビールです。普段お酒を飲んでいる方やビールに慣れている方におすすめするお酒です。
③Craftbeer-Loversの『MellMello(メルメロ)』

こちらで紹介するのが『MellMello』というフルーツ系のビール。このビールは本メディア Craftbeer-Loversの創業者が作ったオリジナルのエールビールです。桃と梨を使いピンクとグリーンを表現した2種類のフルーツビールです。大切な人と素敵な時間を過ごせるようにという想いを込めて作られたビールです。
- 苦味が少ない味わい
- フルーティーな香り
- アルコール度数の低さ
この3点にこだわり、ビールの苦手な方でも飲みやすいように作られました。見た目も可愛く、初めてエールビールに挑戦する方にもおすすめです!このビールがもっと知りたい方はこちらに制作秘話のインタビュー記事があるので読んでみてください。
まとめ
今回の記事では、クラフトビールのエールの解説とおすすめのエールビールを紹介いたしました。エールビールはラガービールに比べて、香りや味わいを楽しみながら飲むのが醍醐味のビールです。普段ビールを飲まない方やビールの味わいが苦手な方も、ぜひこれを気に試しに飲んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました。