「クラフトビールを通じて素敵な時間を提供したい!」若手クラフトビールブランドにインタビュー
こんにちは。Craftbeer-Lovers編集部です。
今回、クラフトビールブランド「H.A.N.D」の創始者枝廣さんと水畑さんのインタビューをお届けします。

H.A.N.D
1日30分だけでも忙しい日常を忘れ、素敵な瞬間を過ごしていただきたい。
そんな思いから発案されたクラフトビール
ビールには苦難を乗り越える力がある
編集部)まずはH.A.N.D立ち上げの経緯を教えてください。枝廣氏)
私が元々バックパッカーで、世界中を旅する中で「ビール」が人と人を繋ぐものだと気付いたんですよね。
現地の方とも、言葉が通じなくてもビールを飲んでいる瞬間は最高に楽しい。その時だけは不安なことや嫌な気分を忘れられたということが原体験としてあり、自分でもビールを造りたいと感じたことがきっかけです。
編集部)世界中を旅する中で、とりわけ印象に残っている国はありますか?
枝廣氏)
カンボジアです。カンボジアでは、様々な理由から学校に通えない子供たちがいます。
そういった子供たちへの復学支援を行っている団体「一般社団法人CBB」と、子供たちの栄養改善をお菓子を通して行っている団体「Nom PoPok」の2団体でインターン生として活動させていただいていました。
精神的にも肉体的にも過酷な環境だったのですが、挫けずにやってこられたのはビールと、現地で一緒に活動をした人や仲間がいたからです。
仕事終わりに、仲間や現地の方と「チョルモイ!(カンボジア語で乾杯)」といってビールを飲むことが、明日への糧となっていました。
ビールには苦難を乗り越える力があります。
信頼できる仲間との立ち上げ


編集部)なるほど。そこから一人で立ち上げたのですか?
枝廣氏)
いえ、ビールを造ろうと思い立ってすぐに、水畑を誘いました。水畑は高校の同級生であり、僕に無いものを持っているからです。
LINEで「ビールつくろう」伝えたら、即答でOKを貰いました(笑)
編集部)即決だったんですね!どうしてすぐにやろうと決めたのですか?
水畑氏)
昔から枝廣は行動力がある奴で、いつも凄いなぁと思っていました。
僕は動くより先に考えるのが得意なタイプなので、同じく「自分に無いものを持っている」奴と尊敬していました。そんな彼からの誘いだったので、断る理由がなかったです。
編集部)
お二人の信頼関係が感じられますね!
立ち上げてからは、どのように行動されたのですか?
枝廣氏)
そこからは早かったです。そのLINEのやりとりがあったのが2020年の10月なのですが、2ヶ月後の12月にはクラウドファンディングを立ち上げてましたからね。
無事目標金額も達成し、4月からはオンライン販売も開始しています。
編集部)トントン拍子ですね。進めていく中で困ったり、苦労したことは無かったのでしょうか?
枝廣氏)
むしろ苦労だらけです。
ビールの知識も無かったですし、走りながら考えて、課題が出て、解決したと思ったらまた新たな課題が出て……と、本当バタバタしながら今に至るって感じです。
1日30分、H.A.N.Dを通じて苦労を忘れて欲しい

編集部)ビールの詳細についてお伺いします。コンセプトやターゲットを教えてください。
水畑氏)
はい。H.A.N.Dは、
「1日の終わりに頑張った自分を褒めてほしい」
「大切な人と幸せな時間を過ごしてほしい」
というコンセプトを掲げており、H.A.N.Dを飲んだみなさんに素敵な時間を提供することを大切にしております。
H.A.N.Dという名前も、このお想いから「Have a nice day」の頭文字を取ってできています。
ターゲットは枝廣のカンボジア時代の話に基づき、日々忙しい20~30代のビジネスパーソンと定めております。
彼ら・彼女らに、1日30分でも苦労を忘れて欲しいんですよね。
編集部)なるほど。食中酒だと香り高いビールは合いづらいですもんね。
水畑氏)
そうですね。なのでペアリングで推奨している料理やおつまみは無いのですが、「30分の素敵な時間」のお供となる、30分で燃え尽きるキャンドルセットと合わせて今後は提供しようかな、とかも考えています。
編集部)それは面白いですね。H.A.N.Dで伝えたい世界観がより鮮明にイメージ出来ました!
水畑氏)ありがとうございます。
ビールを通して世界中を笑顔に!
編集部)今後の展望はどのように考えていますか?
枝廣氏)
直近の話でいうと「素敵な時間を提供」という軸は変わらず、第二弾はアウトドア時のビールやブライダル時のビールなどを考えております。長期的な話をすると、僕らはビールで世界中を笑顔にしたいと本気で思っています。
世界中の人と乾杯したいですし、ビールを通じて社会貢献をしていきたいです!
水畑氏)人と人とを繋ぐことを何より大切にしていきたいですね。
編集部)ありがとうございます。最後に、この記事を読んでくれている読者へ一言お願い致します。
枝廣氏)Have a nice day!