プリン体とは?ビールに多い?概要と対策を徹底解説します!

what is prine

仕事終わりの楽しみと言えばやっぱりビールですよね。ですが、ビールを飲んでいるときには健康も気にしなければいけません。

特に摂取に気を付けなければいけないのが、「プリン体」です。プリン体という言葉を聞いたことがある方はいらっしゃるかもしれません。

しかし、どの程度影響を及ぼすのかだったりそもそもプリン体がどのような成分なのかまではあまりピンとこないのではないでしょうか。

そこで、本記事では以下の内容をご紹介します。

  • プリン体の基礎知識
  • 飲食物に含まれるプリン体の量
  • プリン体の対策

「ビールを飲みたいけれどプリン体が気になる、健康には気をつけたい!」という方は、ぜひ参考にしてくださいね。

プリン体の基礎知識

プリン体とは、ビールに限らず肉や魚・野菜など多くの食物に含まれていて、主に旨味を感じる成分です。

さらに、体外からの摂取だけではなく、プリン体はヒトの体内でも生成されています。

そんなプリン体ですが、摂取しすぎると痛風になってしまうというのは、有名な話ですよね。

通常、プリン体は体内で分解されて尿酸に変化します。この尿酸は体外に排出されるされるのですが、プリン体をとりすぎて尿酸が増加すると、排出能力を越えてしまい体内に残ってしまいます。

そうして体内に蓄積された尿酸は、痛風の原因である高尿酸血症を引き起こしてしまうのです。

このように、プリン体は様々な食材に含まれていますが、摂取しすぎると痛風を起こしてしまう要注意な成分なのです。

プリン体と飲食物の関係

では、飲み物や食べ物に含まれるプリン体の量は、どのくらいでしょうか。
ビールや他のアルコールにどのくらいプリン体が含まれているか、学んでいきましょう。

また、プリン体が多いおつまみもご紹介します。
おつまみをついつい食べ過ぎてしまう方は、キケンなおつまみを回避するため、参考にしてください!

ビールに含まれるプリン体はどれくらい?

まず、ビールのプリン体について解説します。

ビールとクラフトビールに含まれるプリン体の量は、以下のとおりです。

  • クラフトビール(350ml):16.0mg~58.3mg
  • ビール(350ml):11.6mg~34.2mg

ちなみに酵母や麦芽には多くのプリン体が含まれているので、ビールは他のアルコール飲料よりもプリン体が多い傾向にあります。

しかし、そんなビールですが、実は350mlから500mlまでなら問題ないとも言われています。

つまり、缶ビール一本分でしたら、痛風になりにくいということです。

ビールを飲みたいときは多く飲みすぎず、缶ビール一杯をたしなむのがおすすめです。

その他のアルコール飲料に含まれるプリン体

その他のアルコール飲料に含まれるプリン体は以下の通りです。

  • 発泡酒(350ml):3.9mg~13.7mg
  • 日本酒(180ml):2.2mg~2.8mg
  • ワイン(200ml):0.8mg
  • ウイスキー(60ml):0.1mg
  • ブランデー(60ml):0.2mg
  • 焼酎25%(60ml):0.0mg

普段からビールをよく飲んでいる方は、晩酌を焼酎やブランデーに変えてみるとプリン体の摂取が抑えられるでしょう。

また、発泡酒もビールに比べればプリン体の量が少ないので、ビール代わりに発泡酒を楽しむのもおすすめです。

プリン体を多く含む食品

プリン体はビールだけではなく、様々な食品にも多く含まれています。

多く含まれている食品は、例えば以下のような感じ。

  • レバー
  • 白子
  • しいたけ
  • 魚の干物
  • モツ
  • ピーナッツ

栄養価が高い食品に多くプリン体は入っている傾向です。

特に、ビールのおつまみで食べがちなモツやピーナッツは要注意な食品ですので覚えておきましょう。

プリン体が少ない食品

プリン体が多い食品に対して、少ない食品も存在しています。

  • ご飯
  • チーズ
  • 豆腐
  • ソーセージ
  • わかめ

意外に思えるかもしれませんが、ご飯やパンなどの穀物はプリン体が少ない食品です。また、チーズなどの乳製品もプリン体が少ないので、おつまみにすると最適でしょう。

わかめなどの海藻も、プリン体が少ないうえに尿酸値を下げてくれる働きがあります。

おつまみを選ぶ際はプリン体が少ないものを選ぶと痛風になりづらいです。

ビールも飲みたいけどプリン体が気になる場合の対策方法とは

ここまでで、プリン体について幅広くお伝えしてきました。

プリン体は痛風の原因になる可能性がある怖い物質ですので、とりすぎは控えた方が良いでしょう。しかし、ビールを飲んでいる方は、「プリン体の摂取を少なくしたいけれどビールも我慢できない……」と悩んでしまうかもしれません。

そこで、ここからはビールを飲みたいけれどプリン体も気になる方のために対策方法をお伝えします。

主な対策方法は以下の通りです。

  • ヨーグルトを摂取する
  • バランスよく食事を摂る
  • 適度な運動を心がける

それぞれ詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

ヨーグルトを摂取する

プリン体に効果がある食べ物として、ヨーグルトが期待できることが最近明らかになってきました。

理由としては、ヨーグルトに含まれている「ガセリ菌PA-3株」が挙げられます。このPA-3株、プリン体を生命活動に利用するありがたい働きをしてくれるのです。つまり、プリン体を食べて働いてくれる乳酸菌です。

プリン体が気になる方は、まずヨーグルトを摂取してみてはいかがでしょうか?

PA-3株を含有した機能性ヨーグルトなんかも作られています。

バランスよく食事を摂る

プリン体を控えるために、バランスの良い食事を摂ることも重要です。

様々な食品にプリン体は使われているので、偏った食生活は健康に悪影響を及ぼします。色々な食品を適度に摂取し、プリン体を体に入れすぎないようにしましょう。

また、尿酸値が高まると尿が酸性になる傾向があります。

その結果、尿酸が排出されづらくなるので、尿をアルカリ性にするために野菜やきのこの摂取をおすすめします。

適度な運動を心掛ける

プリン体の対策というよりは尿酸値を下げるための対策になりますが、適度な運動も効果的です。

運動には大きく分けて無酸素運動と有酸素運動があります。尿酸値を下げるために有効なのは有酸素運動。

激しい動きをする無酸素運動はかえって尿酸値を上げてしまうため、避けた方が良いでしょう。

軽いウォーキングを習慣化し、尿酸値を下げるのがおすすめです。他にも水泳やエアロビクスなど、長い時間を費やし負荷をかける運動が有酸素運動に当てはまります。

まとめ

プリン体について、詳しく知ることができたでしょうか?

痛風についてはプリン体がすべてではないと言われています。

しかし、プリン体の過剰摂取は間違いなく体に悪影響を及ぼしますので普段から必要以上に摂らないよう気を付けましょう。

また、プリン体の多いアルコール類や食べ物についてはよく調べておくことも重要です。プリン体が気になる方は、ご紹介した対策を実行すると良いでしょう。

もちろん対策をしたからといってビールをたくさん飲んで良いというわけではありません。

適切な量を守って、楽しくビールと付き合っていきましょう!

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